全日本プロレスのエース・宮原健斗(34)が、新日本プロレス「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」内藤哲也(40)との初遭遇に舌なめずりだ。春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」優勝は逃したが、7日の東京・大田区総合体育館大会セミでタッグマッチでの対戦が電撃決定。王道マットに批判の目を向ける内藤の価値観を根底から覆し、事実上の大会メインを奪う。
傷心の宮原に生気が戻った。優勝戦線に残っていた「CC」は、4日のAブロック最終公式戦(後楽園)でGLEATのG―REX王者T―Hawkに敗れて脱落。7日の優勝決定戦はT―Hawk vs 芦野祥太郎となり、カードが宙に浮いた宮原は「どうしよう」と頭を抱えていた。
ところが一夜明け、同大会のセミで安齊勇馬と組み、内藤&BUSHIと対戦することが決定。宮原は「どうなるかなと思いながら目立つカードを組んでほしいなと思っていたら、最高のカードが組まれた」と興奮を隠せなかった。
何より注目は内藤との初遭遇だ。「新日本プロレスを愛しているんだろうなと。自分の団体への愛が強い」と感じていた内藤の〝本質〟を見抜いた場面が、宮原も出場した2月21日のノア東京ドーム大会だった。
武藤敬司の引退の相手を務めた内藤の試合を会場モニターで観戦。「武藤さんの引退試合にもかかわらず、自分がどう目立とうと考えているなという印象を受けましたね。試合後にロープを上げた瞬間を見てもそう。内藤選手の行動は、東京ドームのお客さんを全部自分のファンにするんだという心意気だろうなと。自分もそう思ってリングに上がっているので嗅覚がわかるんです」と分析する。
ただし、内藤は2008年11月以来、14年半ぶりの参戦となる全日本マットについて「別にバカにしているわけじゃなくて」としつつ「スケールはダウンしてきちゃったのかなって印象はありますよね」と厳しい評価を口にしている。
これについて宮原は「宮原健斗を体感したことがないですから。宮原健斗に触れているか触れていないかで印象は全く変わる。あと、会場の雰囲気を堪能したほうがいい。14年前とは違いますから。内藤選手のプロレスの大きな価値観に影響すると思いますよ」と自信をみなぎらせた。
「お互いに貪欲ですよ。〝欲しがり対決〟でもありますよね。セミファイナルにこれだけ欲しがりの選手が出ているので、CC優勝決定戦を食ってしまうと思います」
最高男 vs 制御不能男、注目対決はどんな化学反応を起こすのか。












