全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル」は4日の後楽園ホール大会でAブロック最終公式戦が行われ、GLEAT所属のG―REX王者T―Hawk(27)が初の優勝決定戦(7日、東京・大田区総合体育館)進出を決めた。

 宮原健斗、本田竜輝と勝ち点8の首位で並んで迎えた宮原との最終公式戦。序盤からエンジン全開だった。ショルダータックルで吹っ飛ばすと、場外ではエプロンに腰から叩きつけて主導権を握る。10分過ぎには、コーナートップから反撃を狙う宮原にチョップを放ち、場外まで叩き落とした。

 ブラックアウト(ヒザ蹴り)で大ダメージを負いながらも、意地のケルベロス(ランニングニー)で反撃。終盤でもお互いのヒザが交錯する中、必殺のナイトライド(変型ドライバー)で完璧な3カウントを奪った。ブロック突破を決めると同時に、昨年5月の3冠ヘビー級王座戦で当時の王者・宮原に敗れた借りを返した。

 これで7日の優勝決定戦はBブロックを突破した芦野祥太郎との対戦が決定。試合後、リングに上がった芦野から「目の前でお前の戦いを見て、勝ち筋が見えました」と挑発されると、T―Hawkは「全日本プロレスはサイズだけじゃねえってことを、俺たちで宣戦布告してやるよ。だがな、勝つのはこの俺だ、T―Hawkだ」と豪語した。

 昨年に続き2度目の参戦となった祭典は、苦しいスタートだった。4月8日の開幕戦でヨシタツに敗れて黒星発進すると、青柳優馬にも敗れて連敗。だが、12日に石田凱士を破りG―REX王座を奪取してから勢いに乗った。新日本プロレスの小島聡、斉藤レイ、サイラス、本田竜輝、そして宮原を立て続けに撃破。一気に大田区への切符をつかんだ。

 だが、これで終わりではない。芦野との優勝決定戦を制すれば、3冠王者・永田裕志への挑戦権も見えてくる。「俺が階級から全部取っ払って、根こそぎ奪い去ってやる!」。G―REX王座と3冠王座の〝4冠〟獲得へ突き進む。