全日本プロレス25日の神戸大会で、宮原健斗(37)が綾部蓮(29)の挑戦を退け、V8に成功した。
希望が絶望を打ち砕いた。身長2メートルの怪物と真っ向勝負で激突した宮原は、一進一退の攻防からエプロンでパイルドライバーを決めるなどペースをつかむ。しかし、綾部の長身を生かしたパワーファイトを前に苦戦し、アイアンメイデンで絞られ、フルネルソンボムで叩きつけられる。ブラックアウトで粘るもドロップキックからランニングエルボー、さらにドラゴンスープレックスで叩きつけられ大ピンチに陥った。
それでもデス・ルーレット(旋回式ラストシューティング)だけは決めさせない。シャットダウンスープレックスは脱出されるものの、ブラックアウトを叩き込んで一気に逆転。低空ドロップキックで粘る綾部に、最後はシャットダウンスープレックス・ホールドをきっちり決めて、3カウントを奪ってみせた。
試合後、マイクを握った宮原は「綾部蓮、最高のレスラーだよ」とねぎらう。綾部も「まだまだ進化の序盤にすぎないんだ。次はさらに進化した綾部蓮を見せてやる」とリベンジを誓った。
改めて「今日でスーパースター宮原健斗の夏は終わりでいいか? もう終わりにしよっかな~」とわざとらしく観客を煽ると「何? この真夏にスーパースター宮原健斗の3冠ヘビー級選手権試合がまだ見たいって?」と勝手に応じ、8月29日大田区大会でのV9戦をぶち上げた。
ここでリングに姿を現したのが、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いで人気急上昇中の貴公子・安齊勇馬だ。「今この勢いのある全日本プロレス、その中心はチャンピオン、宮原健斗…ではなく、この俺安齊勇馬だ。それなら次の挑戦者、俺しかいないだろ。今このプロレス界で最も勢いのある俺が、そのベルトを巻いてこの全日本プロレスさらに上まで持っていってやるよ」と挑戦を表明した。
宮原も「この日本で、このプロレス界で最も熱い夏を8月29日の東京大田区で、俺はやろうと思ってるんだ。ふさわしい相手が現れたな」と歓迎。「プロレス界、スポーツ界、エンターテインメント界で一番熱い戦いをやってやるよ」と応じ、昨年12月代々木大会以来の激突が決定的となった。













