【ニューヨーク25日(日本時間26日)発】大富豪で知られるメッツのオーナー、スティーブ・コーエン氏が5年総額7500万ドル(約100億円)を投資した新戦力の活躍にご満悦だという。開幕から無傷の3連勝をマークしている千賀滉大投手(30)だ。登板した4試合はチームも無敗だ。
球団幹部によれば「オーナーは仕事の合間を縫って千賀の登板試合に球場まで駆けつけ、しっかりチェックしている。ここまでのパフォーマンスに大変喜んでいます」と明かす。8日(同9日)のマーリンズ戦で本拠地シティ・フィールドで初登板した千賀は6回を3安打1失点、8三振の好投で2勝目を挙げた。
コーエン氏がとりわけ千賀をたたえるのには、チームを取り巻く事情が絡んでいる。補強の目玉だったバーランダーが右肩大円筋の炎症でまだ一球も投げておらず、エースのシャーザーは粘着物質使用で10試合の出場停止処分中。他にも先発のキンタナ、カラスコが戦列を離れ、守護神のディアスは今季中の復帰は厳しい状況だ。それだけに千賀の3勝は数字以上の価値があるのだ。
7日(同8日)の本拠地開幕戦でコーエン氏が姿を見せた際、辛口の地元ニューヨークメディアは「投資に見合う戦いができていないのでは?」という辛辣な質問をぶつけた。窮地を救う千賀の勝負強さは、投資家・コーエン氏にとっては胸をなで下ろす成功案件と言っていいだろう。「早くチームから信頼を勝ち取れるように」と語っていた千賀。チームにとってすでに重要な存在になっている。












