エンゼルスの大谷翔平投手(28)は18日(日本時間19日)に敵地ニューヨークでのヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場し、初回無死二塁に7試合ぶりの一発となる今季4号を昨季のア・リーグMVPを争ったライバルのアーロン・ジャッジ外野手(30)の目の前で放った。くしくもこの日は1923年に元祖二刀流ベーブ・ルースにあやかり「ルースが建てた家」と称される旧ヤンキー・スタジアムがオープンした日。まさに歴史的な一発だ。
ヤンキー・スタジアムのファンの度肝を抜くと同時に歴史的な一発だった。初回無死二塁、マウンドは相手先発の右腕シュミットだ。2ボールからの3球目、ほぼ真ん中のスイーパーをフルスイング。角度19度。打球速度116・7マイル(約187・8キロ)の弾丸ライナーはあっという間に右中間に飛び込んだ。打球飛距離391フィート(約119メートル)の完璧な一発を右翼を守るライバル・ジャッジも見送るしかなかった。
MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると大谷の116マイル超の本塁打は7本目だ。
縁というものは不思議なものでこの日は旧ヤンキー・スタジアムが100年前にオープンした記念日。MLB公式サイトのツイッターは「ベーブ・ルースのヤンキースは、オリジナルの(旧)ヤンキー・スタジアムを、1923年4月18日にオープンした。そのちょうど100年後、もう1人の二刀流スーパースターがフィールドに立つ」と投稿。まるでこの一発を予感していたようだがそんな日の1打席目でアーチを放つとはまさに漫画を超えている。
ヤンキー・スタジアムでは4本目の本塁打。2021年6月28日に放った1本目は当時、自己最速の117・2マイル(約188・6キロ)をマーク。同6月29日の2打席目はチェンジアップに体勢を崩されながらスタンドイン。続く3打席目は角度18度の低弾道で右翼席最前列に突き刺した。いずれも衝撃弾だったが、この一発は歴史に残る。
投打二刀流で出場した敵地ボストンでのレッドソックス戦は雨のため試合開始が56分遅れたばかりか、3回途中に1時間25分中断。ずぶ濡れで待たされたり、ピッチコムに不具合が生じた。結局、2回でマウンドを降りて投手としては不完全燃焼だった。打者としても2安打したが、打球は上がらなかった。そのモヤモヤを一振りで晴らした。
今回の3連戦をMLB公式サイトが「ジャッジVS大谷 ウイーク」として大特集するなど新旧のア・リーグMVPの今季初対決への注目度はワールドシリーズ直前並みに高まっていた。まずは1打席目にライバルにすごみを見せつけた大谷。今季もメジャーの主役は譲らない。












