エンゼルスの大谷翔平投手(28)は27日(日本時間28日)に本拠地で行われるドジャースとのオープン戦に「3番・DH」で名を連ねた。その大谷が第5回WBC決勝の米国戦で投じた1球が魔球と話題になっている。9回二死無走者でエンゼルスの同僚、マイク・トラウト外野手(31)に投じた3球目だ。

 大会前に大谷とトラウトの対決を一番見たいと話していた、テーラー・ウォード外野手(29)は「(トラウトが最後の打者になり)まさかあんなふうになると想像もしていなかった。対戦する可能性があるかもしれないってそれだけだったから、特に興奮したよね」と目を輝かせる。

伝説の対戦となった大谷vsトラウト
伝説の対戦となった大谷vsトラウト

 この場面について大谷と話したという。

「ショーとは100マイルのカットファストボールについて話した。すごいと思った。カウントは忘れちゃったけど、マイクに投げたカットのファストボールで、このくらい(手で約30センチ幅をつくってみせ)振れ幅があったかな。マイクが振らなかった球。カウント1―2とかだったかな?」

 実際はカウント1―1からの3球目。MLB公式サイトは「99・8マイル=約160・6キロのフォーシーム」、日米メディアは「160キロの直球」と判断していたが、実はカットボールだったのだ。動画で確認すると横に動いているように見える。

 ウォードは「あの球はすごかったし、マイクが見逃したのも感心した。もしかして凍りついていた(固まった)のかもしれないけど。まだその球についてはマイクと話してないんだ。でもショーがその球を普段から使い始めたら、彼に手出ししようがないと思う」。結果的にこの1球が効いて最後はスライダーで空振り三振…。

 MLB公式サイトのスタットキャストによれば、昨季の大谷はカットボールを228球投げ、平均90・6マイル(約146キロ)で最速94・7マイル(約152・4キロ)だった。102マイル(約164キロ)の直球、ツーシーム、40センチ以上横に曲がるスライダー、スプリット…。100マイルの魔球カットボールを使いこなすことができれば、今季の投手・大谷は無敵だ。

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