持ち前の豪快なアーチを描く日も近いか。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(34)が14日の楽天戦(楽天モバイル)で、同学年の相手先発・田中将から2安打を放つなど気を吐いた。

 開幕から決して本調子ではない。11試合で2番・近藤が2本塁打10打点、4番・栗原が3本塁打13打点でポイントゲッターとなっている中で、まさかの0本塁打1打点。しかし、苦しみながらもリーグトップの11四球を選んでいる。直近4試合で3度の複数安打と快音も出始め、気付けば打率も3割1分4厘まで浮上。出塁率は驚異の4割8分9厘にまで到達した。

 その打席での姿についてチーム内からは〝お手本〟としてたたえる声も出ている。

「どんな選手も状態が悪い時はありますからね。前後の近藤、栗原が調子良いからということもあるのかもしれないけど、そりゃ打ちたいはず。それをがまんしてボールをしっかりと見られているのはすごいこと」(チームスタッフ)

 長谷川打撃コーチも「昨年まではボール球まで広げて振ってしまうところがあったが、振りたくなるところをがまんして、すごくよくボールを選んでます。なかなか評価されにくい部分だが、僕はすごく評価してます」。その上で「今の選球の形の中で甘いボールを仕留めることができれば、ドンドン感覚もよくなるんじゃないか」と期待を込めた。

 試合に敗れて小休止となったがチームは8勝3敗と好スタートを切っている。次は〝つなぐ打席〟を続けてきた鷹の主将が爆発するターンとなれば好循環も生まれそうだ。