早くも貯金を今季最多の6として快走態勢だ。ソフトバンクが12日の日本ハム戦(ペイペイ)に5―2で快勝。FAで新加入の近藤健介外野手(29)がヒーローとなった。
1―1の同点で迎えた5回、移籍後の本拠地初アーチとなる決勝の2号ソロを右翼席に運んだ。古巣に〝恩返し〟の一撃。お立ち台では「二死でしたし、走者もなしだったので、なるべく長打を意識して打席に入りました。最高の結果になったかなと思います」と手応えを口にした。
球界屈指の打撃技術を誇り、なおも高みを追い求めている打撃職人だ。そんな近藤が日本ハム時代から「師匠」としてリスペクトし、試合前に話を聞きに足を運ぶなどしていたのが現役時代の長谷川勇也打撃コーチ。FA交渉の際もフロント陣、藤本監督に加えて同席したほどで、現在もコーチと選手として関係は続いている。
とはいえ、現役時代に〝求道者〟と称された「師匠」も懸命だという。長谷川コーチは「彼の感覚は鋭くて面白い話が多いので。僕も付いていけるように絞り出している感じです」。
ハイレベルで打撃を突き詰めて考えて取り組んでる近藤だけに、ガチンコで向き合って臨むコーチ側も簡単なことではない。「言葉にするのは難しいですが…。選手の時の感覚を呼び起こしてという感じです。パッと見ではなく、近藤選手になり切らないと、という感じですかね」と話した。
新天地への移籍後「厳しい環境に置いて、自分を成長させたいという思いが強かった」とも口にした近藤。持ち前の高い打率、出塁率はもちろん、10試合で2本塁打、10打点とすごみを見せつけている。藤本監督は「(本拠地が)ペイペイドームなら本塁打も20本近く打つんじゃないか」。まだまだ快進撃は続きそうだ。












