山梨県勢として春夏通じて初めて甲子園を制した山梨学院野球部OBの新日本プロレス・金丸義信(47)が、快挙を成し遂げた後輩をたたえた。「本当にすごいことをやってのけた。山梨県勢はこれまでベスト4以上はないし、決勝に出た上にまさかもうひとつ勝つとは…。練習がここで報われた。本当におめでとう」と珍しくマジメに祝福した。

 金丸は同校初の甲子園出場となった1994年のセンバツに控え投手としてベンチ入り。その後、同校は春夏を通じて16回も甲子園の土を踏んだが、これまでの最高成績は2回戦だった。

 ここまで勝ち上がることを想像していなかった金丸は決勝戦と同時刻にすでに美容院を予約。結局、予約はキャンセルせず、髪を切りながらスマホで戦況を見守っていたという。

「これで夏も楽しみ」という金丸だが、春夏甲子園連覇がかかる後輩には「ここで調子に乗って背伸びしちゃダメ。2回勝てば十分という山梨県人としてのつつましさを決して忘れないこと。これ重要。優勝とか考えず、ひとつひとつ目の前の試合に全力に取り組んでほしい」と柄にもなく、先輩らしいまともなアドバイスも送った。

「後輩に力をもらった。山梨学院野球部OBとして私も、まずは今日の試合に全力投球します」と夜の試合が行われる神奈川・平塚に向かった金丸の背中が、いつになく大きく見えた。