WBCキューバ代表で、中日のジャリエル・ロドリゲス投手(26)が29日、予定していた成田経由で中部国際空港着の航空便で来日しなかった。全米野球記者協会所属のフランシス・ロメロ氏が自身が運営するニュースサイトで亡命したと報じている。
この日、バンテリンドームで対応した加藤宏幸球団代表は「予定の便で彼は来日しなかった。今日の中部国際空港に12時前くらいに着く便で来日する予定だったが、乗っていなかった。現在、本人に連絡取っているが、本人とは連絡が取れない状況。電話してるけど全然つながらない」と説明。ロドリゲスとの交渉相手であるキューバ野球連盟とは連絡を取っているが「正確な情報は何もない」と困惑した表情で話す。
球団とロドリゲスが最後に連絡が取れたのは来日予定を決めるためだった約1週間前。加藤代表は「仮に明日、来日しても開幕戦には間に合わない。今日が開幕戦の最終登録日なので。そこにはどっちにしてもいれられない。それだけははっきりしている」と話す。
ロドリゲスは2020年から中日に所属。2年間は先発を務めたが、セットアッパーに転向した昨季は最速161キロの速球を武器に56試合に登板し、6勝2敗39ホールド、防御率1・15をマークし、最優秀中継ぎ投手のタイトルに輝いた。オフにはキューバ政府を通じて新たに年俸2億円で2年契約を結び、不動のセットアッパーとしての活躍が期待されていた。
今後について加藤代表は「もちろん彼の所在をちゃんとたしかめて、聞けるところは聞くが、それがどこまでできるかは現段階では何とも言えないので、今、連絡を何とか取ろうとしている」と打ち明ける。
仮に亡命すれば、中日が制限選手としてNPBに公示し、メジャーやNPB他球団への移籍を制限させる可能性もある。2020年1月にソフトバンクと契約していたキューバ人のオスカー・コラス外野手が亡命した際にソフトバンクは制限選手を公示した例(その後自由契約)もあるが果たしてどうなるか。












