WWEのスマックダウン(SD)女子王者シャーロット・フレアー(36)が、悪のユニット「ザ・ジャッジメント・デイ(JD)」のリア・リプリー(26)と大乱闘を展開した。

 プロレスの祭典「レッスルマニア39」(4月1、2日、カリフォルニア州イングルウッド)で両者は、SD女子王座をかけて激突する。今週のスマックダウン(ミズーリ州カンザスシティー)で、〝狂乱の貴公子〟リック・フレアーのまな娘は黄色の全身タイツを着用してリングに上がり、挑戦者を挑発した。

「リア・リプリーがスターになったり王者になったりするのは、私を通過してから。だけど、それは3年前にもできなかったし、物事は変われば変わるほど同じままだから、今もできないわ」と、2020年「レッスルマニア36」のNXT女子王座戦と同様に今回も勝利すると断言した。

 ここで入場テーマが鳴って、JDの仲間ドミニク・ミステリオを引き連れたリアが登場。「私はスターになりたいだけではなく、スターになる必要がある。レッスルマニアの後、すべてが終わってちりになれば、アンタは私をチャンピオンと呼ぶことを学び、アンタは私を恐れることを学ぶのさ」と王座奪取を通告した。

 ドミニクも「マミーはレッスルマニアでアンタを倒すぜ~」と女王様の前に立ったが、シャーロットが気をとられた隙をつき、リアが右ストレートを叩き込んだ。卑劣な一撃に、王者はダウン。リアが不敵な笑みを浮かべリングを下りると、激怒したシャーロットは場外にリアを追いかけて強烈なラリアートをくらわせた。さらに場外バリケードに打ちつけたが、リアも反撃に出て大乱闘になった。

 レフェリーやスタッフの制止も聞かず、シャーロットは場外でスピアーを発射。警備スタッフにもエルボー、ビッグブーツを見舞って大暴れだ。一歩も引かないリアも、女王様を実況席に投げつけた。だが、シャーロットは実況席に駆け上がってリアにダイビングボディーアタックを放ち、スタッフもまとめてなぎ倒した。大混乱の中、激しい殴り合いを続け、最後はシャーロットがリアを観客席に追いやった。

 リングに戻った女王様は場外のリアにベルトを誇示。「レッスルマニア」まで残り2週間を切り、SD女子王座戦は激闘間違いなしの状況だ。