ノアの自称イケメンユニット「Good Looking Guys(GLG)」率いるジェイク・リー(34)が、GHCヘビー級王者・清宮海斗(26)の〝穴〟を指摘した。12日のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会ではGLGのジャック・モリス(29)が同王座に挑戦。ジェイクはモリスのベルト取りを確信している――。

 GLG率いるジェイクは、GHC王座に初挑戦するモリスに「彼のこれまでのキャリアで最大のチャンス。だから、今はとにかくモチベーションが高いよ。調子もいい。必ず取ってくれると思う」と絶大な信頼を寄せる。もう一人のGLGメンバー、陽気なアンソニー・グリーンの後押しもあり「ノリノリの状態になっている」と、タイトル奪取を疑わなかった。

 王者の清宮に弱点を見つけたことも自信の裏づけとなっている。4日の前橋大会と5日の後楽園大会で清宮の対角に立った感想として、ジェイクは「彼は本調子じゃないんじゃないかな? 戦ってそう感じたよ」と指摘する。

 その理由を「リングにいても『心、ここにあらず』の状態というか。彼はGHC戦の先に東京ドームで大きな試合があるんでしょ? どうしてもそっちのことを考えてしまうんじゃないかな」。

 清宮が21日の東京ドーム大会で控える新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカとの大一番に集中していると分析した上で、ジェイクは「あの感じのままだったら、今の絶好調のモリスが圧倒する可能性も高いと思う」と予想した。

 モリスが勝利すれば、ユニット立ち上げからわずか1か月での初タイトルとなる。当然、そこで満足するGLG総帥ではない。

「目指すはノアのタイトル独占? もちろんだよ。でも、それだけじゃない。俺だってGHCに興味があるからね。だから、モリスと同門でタイトル戦をやったっていい。GLGは仲良しこよしではないから」。予言は的中するのか。