プレッシャーは相当なものなのかもしれない。遊撃でレギュラー定着を期待される中日の龍空内野手(20)が沖縄・北谷での春季キャンプ第1クールを終え「去年あれだけ(一軍で)出させてもらって、今年もレギュラーでやりたいという気持ちは本当に強い。今は一生懸命にがむしゃらにやっている感じです」と言葉に力を込めた。

 高卒2年目の昨年はシーズン終盤から遊撃を任され、62試合に出場して打率2割4分8厘、0本塁打、12打点。2017年から5年間も正遊撃手を務めてきた京田がDeNAへ移籍し、龍空にとって今季は最大のチャンスだ。

 しかし、その重責を実感しているからこそ〝怖さ〟も感じているのかもしれない。守備面では華麗なプレーが売りだが、荒木内野守備走塁コーチらからは簡単なミスをしないように指摘された。「誰もが捕れるゴロをエラーしてしまったり、安定感がないと、周りから見ていて言われがちなので。やっぱり誰が見ても土田(龍空)のところに飛んだら安心すると思ってもらえるような守備がしたい。簡単なゴロ、正面のゴロというのはやればわかるが、一番難しい。そういったところを大事に、しっかり捕れるようになれたらいい」と発言は慎重だ。

 遊撃争いのライバルに新人の田中幹也(22=亜大)、新外国人のオルランド・カリステ(31=メキシカンリーグ)らがいる。「危機感しかない。誰がすごいというよりも一緒に就いていて、みんな本当に見てすごいなと思う。焦りというか、不安というのが非常に大きい」と言うのは本音だろう。

 打撃ではフォーム改造を模索中だ。立浪監督から反動を使ってスイングするよう指導を受け「まだスイングが弱いっていうふうに言われているので、力強さを出すためにやっている。シーズンまでに自分の形を見つけたい」と焦りもある。

 当面の目標は開幕スタメンかと思いきや「開幕一軍を目指している。控えめです」。一方で「モチベーションはやっぱり違う。去年あれだけ出させてもらって、ふがいない結果で終わるわけにはいかない」とも言い、試行錯誤しながらも立浪監督の期待に応えるつもりだ。