ハマのエース左腕が隠れた〝人気物件〟となりそうだ。DeNAの今永昇太投手(29)がMLBから熱い視線を注がれている。
12月8日に行われた契約更改の席上では前年に続き、将来の米球界挑戦に関心があることを球団側と話し合った。海外FA権取得は順調にいけば2025年シーズン中だが、来オフにもポスティングシステムを利用する形でメジャーリーグへ挑戦する可能性が浮上。すでに大手代理人事務所と契約する方向との情報も飛び交っており、こうした今永を巡る動きに対しMLBの複数球団が早々と敏感に反応しようとしている。
ア・リーグ球団スカウトの一人は今永に「MLBでは需要の多いサウスポー。故障歴が多い点がネックではあるが、それを差し引いても彼には安定感がある。スリークオーターから繰り出す速球を主体にチェンジアップなど多種多彩の落ちるボールも自在に操れるところが大きな魅力」と高い評価を与えており、自らの球団も含め5球団以上がスカウティングリポートを作成するなど調査を開始しているという。
今永の22年シーズン成績は11勝4敗、防御率2・26。6月7日の日本ハム戦(札幌ドーム)では史上85人目のノーヒットノーランも達成した。だが何よりもMLB側が絶賛しているのは、メジャーでも重視されるセイバーメトリクスの投手指標の一つである「WHIP(投球回あたり与四球と被安打数の合計)」で高い数値をマークしたことだ。今永は22年シーズンで規定投球回数に達した投手中、セ・リーグトップのWHIP「0・94」をマーク。これは12球団全体で見渡しても3位の好数値となっている。
1・00未満ならば超一流と目されるWHIPで22年シーズンに0点台を記録している先発投手はセ・パで4人しかいない。「WHIPを基に分析すれば、今永が〝ゲームメーク〟できる投手であることは明白」と前出のスカウトも太鼓判を押している。
19年11月に開催された第2回プレミア12のメキシコ戦(6回1失点)や22年11月9日の強化試合・オーストラリア戦(4回1失点10奪三振)など、MLB球に近い公式球を用いる国際試合で好投しているところも「アジャスト能力が高い」と評価を集めている。
栗山監督率いる侍ジャパンの最終メンバーに選出濃厚だけに、3月の第5回WBCは今永にとってMLB移籍を見据えた「見本市」となりそうだ。












