巨人の川相昌弘総合コーチ(58)の特大カミナリにサンマリンスタジアムが凍りついた。

 宮崎秋季キャンプ第3クール最終日となった15日、野手練習でシート打撃が行われ、一死一、三塁の想定で湯浅大が打席に入った。

 三塁コーチャーの亀井打撃コーチからサインが伝えられ、湯浅がファウルを打った瞬間だった。亀井コーチの横にいた川相コーチが、「外れろ、お前! サインぐらい覚えとけ!」と一喝。突然の怒声にGナインは粛然となった。

 打撃順から外れた湯浅は他にやることもなく放置状態となった。ある程度、時間を置いてから川相コーチは「湯浅、こっち。守り」と声をかけ遊撃守備につかせた。

 練習後、川相コーチは「サインも分からない。それも2球続けて間違えているようじゃ。同じサインを出しているのに同じ間違いをしている。言い方は悪かったけどそれはダメでしょ」と手厳しかった。

 普段はあまり声を荒らげることはない。「ああいう事に関してはたまにはカミナリを落とすこともある。技術的な失敗とかはまだ改善の余地があったりするけど。当たり前にやるべきことができないというのはよくないでしょ」とミスの内容に言及した。

 もちろん湯浅を思っての指導だ。「そういうのは信頼関係なんですよ。監督は同じ技術なら信頼できる選手を使いたくなる。そういうもの。会社も野球も一緒だと思いますよ」とあえて鬼になったという。

 湯浅が川相コーチの〝愛のムチ〟を己の糧とできるか。

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