新日本プロレスは11月5日大阪大会で予定されていたNEVER無差別級王座戦(王者カール・アンダーソンVS挑戦者ヒクレオ)の開催を中止することを31日に発表した。
混迷続きのNEVER戦線に一つの裁定が下った。王者アンダーソンは決定済みだったヒクレオとのV2戦を前に古巣・WWEに復帰。大阪決戦と同日の「クラウン・ジュエル」(11月5日、サウジアラビア・リヤド)への出場が決定した。新日本は王者が来日しない場合ベルト返上を要求すると表明したが、ヒクレオはあくまで王座返上ではなくアンダーソンを待つ意向を表明。ヒクレオに対しては高橋裕二郎が対戦要求していた。
そしてこの日、新日本は「引き続きアンダーソン選手への説得を試みましたが本人からの返答がないため、やむなく11月5日大阪大会でのNEVEER無差別級選手権は開催中止とさせていただきます」とアナウンス。対戦カードが変更となり、ヒクレオは裕二郎とノンタイトルのスペシャルシングルマッチが決定した。
具体的な処遇については不透明な部分が多く、音信不通が続いているアンダーソンに対して、なぜ団体が方針として発表していたベルト返上を要求しないのかの説明がされていないのは疑問が残る。アンダーソンと王座戦を行いたいというヒクレオの強い希望を尊重した可能性もあるが、過去の例を見れば一方的な都合による王座戦キャンセルは、ベルトはく奪を免れない事案のはず。現役王者がタイトルマッチ同日の他団体大会出場という前代未聞のダブルブッキング事件は、現段階でアンダーソンに利する結果で決着がついた印象が拭えない。












