〝ダブルブッキング騒動〟に揺れるNEVER無差別級王座(現王者はカール・アンダーソン)戦線に新展開が生まれた。

 NEVER戦線は混迷を極めている。王者アンダーソンは11月5日大阪大会でヒクレオとのV2戦が決定済み。ところが王座戦を前に古巣・WWEに復帰すると、新日本大阪決戦と同日の「クラウン・ジュエル」(11月5日、サウジアラビア・リヤド)への出場が決定してしまった。新日本は王者がこのまま来日しない場合はベルト返上を要求すると表明したが、ヒクレオはあくまで王座返上ではなく、アンダーソンを待つ意向を示している。

 ここに入り込んできたのが「ハウス・オブ・トーチャー」の高橋裕二郎だ。28日(日本時間29日)の米国・ニューヨーク大会後に「オイ! ヒクレオ! お前は、新日本のリングで、何か結果を残したのか? お前よ、ただデカイだけで目立ってるだけだ。大阪でNEVER無差別級タイトルの元王者の、このオレがお前とやってやるよ! これマジ!」と対戦要求。バレットクラブの同門でもある裕二郎がこのように発言する以上、やはりアンダーソンが大阪大会に出場しないことは決定的だ。

 そのヒクレオは29日に埼玉・熊谷市民体育館大会で6人タッグ戦に出場した。持ち前のパワーファイトでチームの勝利に貢献したが、試合後はノーコメントで会場をあとにした。

 ともあれ大阪決戦でヒクレオと裕二郎によるシングルマッチが急浮上。団体はアンダーソンに王座返上を要求する方針を固めていることから、両者の対戦が新王者決定戦になる可能性もある。他団体の同日大会に名を連ねるという前代未聞のダブルブッキング騒動の行方はいかに――。