ロッテは来季一軍投手コーチとして、黒木知宏氏(48)が就任すると17日に発表した。「ジョニー」こと黒木氏のロッテ復帰は引退した2007年以来、実に15年ぶりとなる。
黒木氏は球団を通じて「まず、このお話をいただき身が引き締まる思いです。常勝軍団を目指す千葉ロッテマリーンズのひとつの核となる強力投手陣を構築させるべく尽力していきます。そして千葉ロッテマリーンズのファン、スタッフの皆様とともに戦っていきます」とコメントを発表した。
指導者としては13年から17年まで日本ハムの一軍投手コーチを務め、エンゼルス・大谷翔平投手(28)の投手としての土台を二人三脚で作り上げた実績がある。
現役時代は「魂のエース」として右肩が壊れるまでマウンドに立ち続けた。そんな熱血漢だった黒木氏が、指導者になる際、一番大事にしてきたことは「選手を自分の型にハメないこと」。
かつて黒木氏は「自分の価値観に合わない選手がいたとしても、どうヤル気にさせ生かしていくかを考えたい。それには自分以外の型をいかに多く準備し持、っておくかだと思います」と語っていた。
そのために本来の熱血漢をベースにしながらも取材活動を通して多くの現場で選手、首脳陣の声を聞き、目配りや気配りを観察しながら枝葉を広げ、引き出しを増やす努力を怠らなかった。
「指導者がうわべだけで、偉そうなことを言っても選手は絶対についてこない」という黒木コーチが求めてきたのは常に「説得力」で「言葉は重要」だと力説する。
そして「人として常に誠実でありたい」と願う同氏は「うまくいかない時に、その過程で自分が間違ったことをすれば、失敗として認めなければいけない。そこで嘘を重ねるようなことはしたくない。選手と正面から向き合い意見交換して、その中でいいものをチームとして目指していくことが大事だと思います」ともいう。
佐々木朗希という球界の宝を吉井監督との〝最強タッグ〟でいかに育てていくか。それが、大谷の日本ハム時代を支えた〝ジョニー〟に課せられる大きな仕事だ。












