西武が屈辱の地、ペイペイドームで雪辱を果たす。

 ライオンズにとって今季のペナントレースの分岐点となったのが、9月12日からのソフトバンク3連戦(ペイペイ)。投打ともに谷間の状態だった西武は、一番きつい11連戦の序盤でロングスパートをかけてきたホークスの圧力に耐え切れず3連敗。ここから悪夢の7連敗が始まり、三つどもえの優勝争いから振り落とされてしまった。

 結果は周知の通り、そのホークスも最後の2戦で西武、ロッテに足をすくわれ、最終143試合目でオリックスに逆転を許すという悲劇的なV逸となってしまった。

 一方、7連敗後に5連勝とようやくチーム状態を上げ3位に食い込んだ西武にとっては、CSファーストステージを戦うホークスとの再戦にステージ突破への活路を見出している。

 辻監督は「今までクライマックスに進出した経験からいくと、1位で行くと逆にすごいプレッシャーの中で負けられないという気持ちが非常に強かった。今回に限っては3位ということなので失うものは何もない。本当にすべてが挑戦者なので、伸び伸びと結果を恐れずにやってくれることがよい結果にいくと思う」とナインを鼓舞。福岡で味わった3週間前の屈辱を晴らすチャンスにかけている。

 これまで3度出場したCS(2017年2位、18年、19年優勝)ではいずれもステージ敗退。通算2勝10敗(アドバンテージの2勝分を除く)と短期決戦での勝負弱さを露呈してきた。

 特に18年、19年のファイナルステージでは2位・ソフトバンクに計1勝8敗と完敗し、煮え湯を飲まされ続けてきただけに、このチャンスで過去の悪夢のすべてを相殺したいところだ。