次、次、次だ。今季から特別チームアドバイザーを兼務するソフトバンクの王貞治球団会長が、痛恨のV逸を喫した2日の夜、千葉市内のチーム宿舎でナインにポストシーズンでの逆襲に向けたゲキを飛ばした。
マジック1で迎えながら連敗を喫してオリックスに優勝をさらわれた。勝敗は同じ76勝65敗2分け。直接対決の結果による〝微差〟の決着だった。
悔しいのは王会長も同じ。ただ、日本一の可能性は残っている。今週末に西武とのファーストステージが始まる。気落ちしている時間はない。
「1年間お疲れさま。みんな本当によく頑張った。悔しいが、勝負には表と裏しかない。体も心も疲れていると思うが、まだクライマックスシリーズ(CS)がある。やられたらやり返せばいいんだから。次、次、次だ。次からの戦いに備えよう」と力を込めた。
西武を撃破できれば、リベンジの機会を得られる。ただ、今季の京セラドームでのオリックス戦は3勝10敗。待ち構える相手には1勝のアドバンテージがあり、エース・山本から登板できることを考ると厳しい戦いとなることは間違いない。
それでも秋はソフトバンクの季節だ。2017年以降でいえばCSにさえ進出すれば必ず日本一にまで昇り詰めてきた。ポストシーズンの試合は16連勝中でもある。
王会長に続き口を開いた藤本監督は「みんなよくやってくれた。ケガやコロナで大変なシーズンだったけど、本当によくやってくれた。悔しいけどね…」。涙声になり10秒ほど沈黙後「クライマックス、しっかり準備してやり返そうや」と逆襲を呼びかけた。
1日の西武戦(メットライフ)でサヨナラ負け。藤井、海野のバッテリーが涙した。2日のロッテ戦(ZOZOマリン)では泉が逆転3ランを浴びて泣き崩れた。チーム全員が抱く思いを胸にCSを戦う。












