ヤクルトの内川聖一内野手(40)と坂口智隆外野手(38)、嶋基宏捕手(37)の引退セレモニーが最終戦となる3日のDeNA戦(神宮)の後に行われた。
内川に花束を渡すために駆けつけたのは、ソフトバンク時代に監督だった工藤公康氏。坂口にはオリックスとヤクルトでチームメートだった近藤一樹氏が、嶋には楽天・田中将大投手がそれぞれサプライズで登場し花束を贈った。
内川は「スワローズにきて昨年、日本一。今年もリーグ優勝を達成してくれました。周りの人から僕自身が試合に出てなくても『ヤクルト強いね』『今年も優勝したね』と言ってもらえる喜び。チームが勝つことで勝利の輪が広がるというのを、最後の最後に実感させていただきました。本当にありがとうございました」と振り返り「一緒に引退する嶋、グッチ。全盛期はお互い違うチームで切磋琢磨しましたが、最後に同じユニホームを着て同じ日に引退できることを誇りに思います」と晴れやかな表情で2人に呼びかけた。
そして坂口は「近鉄バファローズに入団し、いてまえ魂というプロ野球選手としての勢いを。オリックスバファローズでは武士(もののふ)の心という戦う姿勢。そしてヤクルトスワローズでは不屈の魂というはいあがる力を、あきらめない強さを与えていただきました」と20年間を明かし「こんなにたくさんのファンの前で、最高のチームメートの前でこのようにユニホームを脱げることをとても幸せに、誇りに思っています」と笑顔を見せた。
最後に嶋は「楽天での13年間では考えて野球をすること。相手に向かっていく闘争心、キャッチャーのイロハを学ばせていただきました。それが正しいのか考えながらやったヤクルトの3年間。3年の内に二度もリーグ優勝を経験して、僕は本当にヤクルトに来てよかったんだ、この最高の仲間と野球ができて毎日感じることができました」と語ると「見せましょう、ヤクルトスワローズの底力を!」と叫び、セレモニーを締めくくった。
有終の美を飾った3選手は胴上げで6回ずつ宙を舞い、場内を一周。引退を惜しみ、涙を流すファンに手を振り別れを告げた。












