リーグ連覇を達成したヤクルトの嶋基宏捕手兼コーチ補佐(37)が今季限りで現役を引退すると発表。28日、神宮球場で会見が行われ、16年間の現役生活にピリオドを打った。

 まず「私、嶋基宏は今季限りで現役生活を引退することを決めましたのでご報告させていただきます」とあいさつすると、「昨年の優勝した後、契約更改でコーチ兼任でやらせていただくことになりある程度、1年やったらっていう覚悟はあった」と決断に至った経緯を明かした。

 また、支えであった家族の話になると、思わず涙があふれ、「スワローズにきて3年たつんですけど。仙台を離れて家族を残して。妻には非常につらい思いとか大変な思いをさせてしまった。子供たちの成長も近くで見ることができなかったので、これからは子どもたちの成長をしっかり見届けたいと思います。16年のお返しができるように自分なりに精一杯やっていきたい。『頑張ってね』と送り出してくれたがこれからは、気をつけて学校に行ってこいよ、と言ってあげられる父親でありたい」と感謝を表した。

 さらに今後は「野村監督のように名将と呼ばれる指導者になっていきたい」と、恩師である元楽天監督・故野村克也氏の名を挙げ、第二の野球人生を見据えた。

 嶋は國學院大から06年のドラフトで、楽天から3巡目に指名を受け入団。19年に自由契約でヤクルトに移籍した。ベストナイン、ゴールデングラブ賞をそれぞれ2回受賞。15年にはプレミア12の代表にも選ばれている。