勝敗の責任を背負い続けた主将は、潔く現実を受け入れた。マジック「1」で優勝に王手をかけていたソフトバンクは2日、ロッテ戦(ZOZO)に3―5の逆転負け。同時刻に開催された楽天戦に勝利したオリックスに、シーズン最終戦で優勝を奪われた。
むち打ち症状をおして出場を続けた主将・柳田悠岐外野手(33)は、この日も4回に24号ソロ、8回にも追撃の適時二塁打を放つなど、獅子奮迅の活躍。勝利に届かず、悔しいV逸にも、試合後の対応は主将らしく毅然としていた。
第一声で「一歩足りないというところが、力かなと受け止めています」と答えると、背中でチームを引っ張ってきた男は自身の責任に言及。「僕がもっと打っておけば、優勝していたかなと思います」。試合前の声出しでは「ダメやったら全部オレのせい。全部、オレのせいにしろ!」と若い選手の重圧を解き出陣。守備でも好守を見せるなど、全身全霊で戦い抜いた。
悔しさ、不甲斐なさを誰よりも感じつつ、チームリーダーらしく消化した柳田。「ちょっと(CSまで)時間が空きますので、コンディションをよくして準備したい。まだ(やり返す)チャンスはあるので、そこに向かって全力で頑張ります」。ここで折れるか、奮い立つかで「下克上日本一」、さらには来年以降の戦いにもつながる。
プロ12年目、日本人野手最年長となったキャプテンは、屈辱的な敗戦を未来への糧とすべく仲間を鼓舞した。












