プロレス界のスーパースター、アントニオ猪木さん(本名猪木寛至)が1日午前7時40分に「心不全」のため、都内の自宅で死去した。79歳だった。
引退後の猪木さんはプロレス・格闘界とは別に政治の世界でも活躍。1989年と2013年に2度、参院議員選挙に当選した。89年に「スポーツ平和党」から出馬した際には「国会に卍固め」をキャッチコピーにしたのは有名で、90年の湾岸戦争ではイラクの邦人人質の解放に尽力した。また、北朝鮮にもたびたび訪問し「スポーツ外交」を繰り広げた。
そうした経緯もあり、弟子の中には、猪木さんに背中を押されて政治の世界に転身したプロレスラーもいる。2015年から我孫子市議会議員を務める、IGFファイターの澤田敦士(39)は本紙の取材に「報道で知りました。ただただショックです」と言葉少なに語った。
猪木さんとは9月に都内のホテルで行われたパーティーで、会ったばかりだという。「私が政治の世界に来られたのも、すべて猪木会長のおかげ。猪木会長とお会いしなけば、政治に関わることはなかった。今はただ、ありがとうございます、としか言えません」と言葉を絞り出し、亡き師匠を悼んだ。












