中日・根尾昂投手(22)がまさかの大乱調だ。27日の阪神戦(バンテリン)で2点ビハインドの8回から2番手で登板し、2イニングを投げたが、2つの押し出しを含む5四死球を与えるなど2点を失った。

 ここまで抜群のコントロールを誇ってきた根尾だが、この日は制御不能に陥った。先頭の佐藤輝をいきなりストレートの四球で歩かせると、続く大山の左前打、島田の犠打で一死二、三塁のピンチ。ここで代打・糸原を申告敬遠で一死満塁としたが、梅野に痛恨の押し出し四球を与えて1点を献上。さらに二死後、中野にも押し出し死球を与えて2点目を奪われた。

 イニングをまたいだ9回も先頭の木浪に内野安打を許し、島田に四球と盗塁などで二死二、三塁のピンチを招いたが、代打・ロドリゲスを左飛に仕留めて何とかこの回は失点を防いだ。

 試合後、根尾は「1点も与えたくないという気持ちはありました。本当はゲームの中で修正しなければいけないが、今日はうまくできなかったです」と反省の弁を口にした。

 9回も続投を命じた立浪和義監督(53)は「この間の東京ドーム(23日巨人戦)に比べると、ボールに力が伝わっていなかったような。投手に(転向して)替わり立てで良い時も悪い時もあると思うが、こうやって今日の反省をまた糧にして成長していってもらえれば。あえて代えなかったんですけど」と説明する。

 その上で「根尾にしては今まで投げた中で一番、制球が悪かった。押し出し四球、押し出し死球と、非常に苦い思い出になると思うが、これをはね返していかないと。長く野球をやっていく上で、ずーっと調子が良い時はない。悪い時にマウンドでも、バッターボックスでもそうだが、自分で修正する力をつけていかないと。毎回投げる試合は勉強じゃないですか」と、さらなるレベルアップを求めた。