オリックスの吉田正尚外野手(28)の状態に首脳陣が気をもんでいる。左足太ももの負傷でベンチを温めている主砲だが、12日の阪神戦(京セラ)は代打の出番もなし。チームは5連敗で4位に転落となっただけに、その回復具合が気がかりだ。
吉田正はコロナの隔離明けの5月17日に試合前練習を再開し、張り切りすぎて左太ももを負傷。「左太もも軽度筋損傷」の診断で21日に登録を抹消された。6月3日に一軍復帰したが、患部の状態が思わしくなく、5日の広島戦から欠場を続け、10日の阪神戦から代打で出場している。
6連勝からの5連敗と失速し、チームは苦しい状況が続く。一日も早い主砲復活が待たれるなか、打撃練習ではフルスイングを見せており、本人も周囲にスタメン復帰を熱望しているという。
チーム関係者は「出たいという思いをコーチや周りが止めている。よくはなってきても、この先を考えたら無理は絶対にさせられない。昨年も同じところを痛めているし、思えば17日の練習も判断ミスだった。スイングは問題ないが、走ったら…。またやってしまうという怖さもある。スタメンでもしばらくDHになると思う」と不安を口にし、別の関係者は「全力で走れないのでしばらくは昨年のA・J(アダム・ジョーンズ)とか、外国人扱いのようにしてあげないといけない」と配慮が必要とした。
また、その背格好や豪快なフルスイングから南海や初期オリックスで活躍した門田博光氏の再来と言われてきたが、門田氏もDHが多かったことで「ますます門田さんみたいになってきた」との声も聞かれるほどだ。
ラオウ杉本が復調したとはいえ、巻き返しには主砲の復活が不可欠…。悩ましい状況がしばらく続きそうだ。












