全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(33)が、青柳優馬(26)とのV3戦(15日、札幌)に向け悲壮な決意を明かした。
春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」を青柳が史上最年少で制する姿を、宮原は放送席のゲスト解説として見守った。3冠王者でありながら優勝決定戦にすら進めないことに歯がゆさを覚えるとともに、目の前で繰り広げられたジェイク・リーとの激闘にジェラシーを感じた。
「全日本はサバイバル時代に突入したと思いました。今まで全日本は僕が主役で、それ以外は敵か脇役だったじゃないですか。でもあの日、僕がいなくてもCCの決勝が行われて。それどころかあの試合は間違いなく『主役VS主役』の戦いで。いまや主役は僕だけじゃない。気を抜けば居場所がなくなると痛感しました」
しかも挑戦者の存在が、レスラーとしてのアイデンティティーをも揺るがしている。青柳は新技の開発に余念がなく、CC中も丸め込み技「スタッフロール」を披露。優勝決定戦では自身の歴史を見せるように、オリジナル技を次々と繰り出したからだ。
この姿勢は宮原と対照的だ。幼少期に見たハルク・ホーガンに憧れてプロレスを志したナルシストは、限られた技で悪を駆逐するファイトスタイルにこそ美学を感じてきた。「技は少ない方がいい? そう思ってきましたけど、青柳を見ていると僕も技を増やした方がいいのかとも悩み始めて。今回はプロレスへの考え方のぶつかり合いにもなると思う」
成長著しい後輩との戦いで何を見いだすのか。












