格闘家でプロレスラーの青木真也(42)が自身初の自主興行「エイオキクラッチ01」(20日、新宿フェイス)を開催し、メインで〝悪魔仮面〟ケンドー・カシンと対戦した。

 青木がエイオキクラッチを狙えば、カシンからはキャメルクラッチでつかまるなど、序盤から緊張感の高い攻防を展開。体をクルクルと入れ替えながら、押さえ込み合戦も展開し、観客を沸かせた。

 その後、カシンの飛び付き式腕ひしぎ十字固めで捕獲されれば、青木はト・ペスイシーダなどで応戦。すると終盤、ダイビングニーを狙ったところで、カシンが島田裕二レフェリーを盾に身を守る。だが、どういうわけか青木は迷わず飛んで島田レフェリーにヒザが突き刺さる。これでリング上は無法状態となり、急所攻撃やイス攻撃などで大ダメージを受けてしまった。

 それでもなんとか3カウントを許さずピンチをしのぐと、最後はセコンドの「火気厳禁」パネル攻撃を、カシンに誤爆させることに成功。最後はビクトル式腕ひしぎ十字固めを狙ってきたカシンをロープに叩きつけ、そこからエイオキクラッチで押さえ込んで3カウントを奪った。

 初の自主興行を白星で飾った青木は「43年間、ケンドー・カシンになりたくて、ケンドー・カシンに救われて、ケンドー・カシンに憧れて生きてきてよかったと思いました。カシンのおかげで生きてこれました。先輩、今日はありがとうございました」と声をしゃがれさせる。

 続けて「初めての自主興行で〝場所〟が僕にも必要だと思っていて…。これが僕の居場所で、みんな居場所とか本番とか勝負とか、人生において必要だと思うんです。それが今日のエイオキクラッチでした」と観客への感謝を口にすると、会場からは青木コールが発生した。

 今後に向けて「また第2回、やろうと思っています」と宣言。その上で「ただこれ、すごい労力と、すごいお金がかかるわけです。去年のONEの11月の持ち出しだから」と告白だ。そして「青木真也、今年、格闘技もう1試合やります。復活します!」とぶち上げると、会場には斉藤和義の「やさしくなりたい」が鳴り響いた。