阪神のドラフト4位ルーキー・前川右京外野手(18=智弁学園)が13日の巨人戦(甲子園)に「7番・左翼」として先発フル出場。思い出深い聖地で4打数2安打1得点を記録し、充実の一軍初陣を飾った。

 昨夏の高校野球選手権大会で主砲として母校を準優勝へ導いた前川にとって、これがプロ初の一軍戦出場。11日の教育リーグ・中日戦で4番に座り、3安打2打点と結果を残したことが評価され、この日のスタメンに抜てきされた。0―1の7回一死一塁でこの日3度目の打席に入ると、カウント0―2から外角へ沈むフォーク一閃。打球を右前に運び一死一、二塁と好機を拡大する〝一軍初安打〟となった。続く小幡の左中間への二塁打の間には一塁から長躯本塁を陥れ、一時勝ち越しとなるホームを踏んだ。

 同点に追いつかれた9回二死無走者の第4打席では、外角球に体勢を崩しながら、またも右前へ運ぶ技アリの一打を披露。「結果を出せてホッとしました。自分のアピールポイントはしっかりとバットを振り切ること。グラウンドに立てば年齢は関係ない。自覚と覚悟を持ってこれからも堂々とプレーしていきたい」と試合後はキッパリと言い切った。

 初の一軍の舞台で鮮烈なインパクトを残した高卒ルーキーを矢野監督も高く評価。「高卒1年目という見方をする必要はないと思っていた。小手先はなくしっかりバットが振れていた。純粋にもっと見たい。(15日からの)ソフトバンク戦(ペイペイ)にも連れていく」とし、今後も一軍に帯同する考えを示した。