WBC連覇を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は6日、1次ラウンドC組の台湾戦(東京ドーム)に13―0の7回コールド勝ちを収めた。大事な初戦で「1番・DH」で出場した大谷翔平(31=ドジャース)が決勝の満塁弾を叩き込むなど4打数3安打、5打点の大暴れ。ドジャースで定着した「1番・大谷」が侍打線でもハマり、日本が幸先いいスタートを切った。
2024年「プレミア12」覇者の台湾を相手に13安打、13得点と打ちに打ちまくった。それだけに結果だけを見れば〝蚊帳の外〟状態だったのが、大谷の後を託された2番打者の近藤健介外野手(32=ソフトバンク)。まさかの5打数無安打で、高い出塁率を誇るNPB最強打者が一度も塁に出ることができなかった。
試合後、近藤は報道陣の問いかけにしっかりと足を止め、正対して「勝つことが(何より)大事でしたし、いい形で(得点を)取れたんでよかったです」と、チームとして最重要ミッションの初戦勝利を喜んだ。その上で打線をけん引した大谷については「先頭(で初球を安打にしたの)もそうですし、満塁のホームランもそうですし、やっぱりアイツが打つとこうなるかなっていう感じはしますね」と笑みを浮かべながら振り返った。
自身は快音を響かせるどころか、3つの一ゴロと2つの二ゴロに終わり「内容も一緒なんで、あんまりよくなかった」と納得のいく打席が少なかった。それでも「勝てたので。『どこで打つかを大事』にして、今後もやりたい。切りかえて、明日頑張ります」と前を向き、7日の韓国戦を見据えた。
「早く一本出てくれるといいなと思います」と最後は明るく言い残し、帰途に就いた近藤。「どこで打つか」――。この先、険しさを増す戦いの中で近藤の真価が問われる。












