野球の神様が用意した最高の舞台は、瞬く間に熱狂の渦へと飲み込まれていった。第6回WBCで連覇を目指す侍ジャパンの初陣となった6日の台湾戦(東京ドーム)で球場を支配したのは、やはり大谷翔平(31=ドジャース)だった。

 昨秋にドジャースをワールドシリーズ制覇へと導き、今春のスプリングトレーニングでも最高のコンディションに仕上げて迎えた今大会。大谷は2回表に衝撃の先制満塁弾をたたき込み、その後も安打を量産して計3安打5打点の大暴れを見せた。

 13対0という圧倒的なスコアでコールド勝利し、大谷を筆頭とした侍ジャパンは4度目の世界一へ向けてこれ以上ない完璧なスタート。そんな興奮冷めやらぬグラウンドに花を添えるかのように実は東京ドームのスタンドもまた、球史に残るほどの豪華絢爛な顔ぶれに包まれていたという。

来日中のティモシー・シャラメ(ロイター)
来日中のティモシー・シャラメ(ロイター)

 米メディア「ザ・ビッグ・リード」によれば、大谷の勇姿をひと目見ようと多くのセレブがお忍びで来日していたという。中でもひときわオーラを放っていたのが、若手実力派俳優の筆頭であるティモシー・シャラメ(30)だ。「DUNE/デューン」シリーズや「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」で世界を席巻するほどの人気を誇り、ニューヨーク・ニックスの熱烈なNBAファンとしても知られる大のスポーツ好きである。

 多忙な撮影現場を離れ、大谷の打球に目を輝かせる姿は、まさに一人の純粋なファンそのものだった。さらに会場の熱気を一段と引き上げたのが〝レゲトン界の帝王〟ことバッド・バニー(31)の登場だ。

 2月8日(日本時間同9日)、サンタクララで開催された第60回スーパーボウルのハーフタイムショーで圧巻のパフォーマンスを披露し、歴史的な視聴者数を記録したばかりのプエルトリコ出身のスーパースター。そんな世界トップのラッパーまでもが、大谷という稀代の〝アイコン〟を支持するためにわざわざ海を渡ってきたのだ。

スーパーボウルにも登場したバッド・バニー(ロイター)
スーパーボウルにも登場したバッド・バニー(ロイター)

 グラウンドにはMLBの怪物、スタンドにはハリウッドの主役たち。侍ジャパンが挑む連覇への道のりはもはや野球の枠を超え、世界が注目する究極の祭典として幕を開けた。