ソフトバンクは17日の楽天戦(みずほペイペイ)に2―1で勝利し、接戦をものにした。「2番・中堅」で先発出場した佐藤直樹外野手(26)が好守で勝利に貢献した。

「ピンクフルデー」2日目のこの日は土曜日ということもあり、多くのファンが足を運び、球場はピンク一色に染め上げられた。そんな一戦で存在感を発揮したのがプロ6年目の佐藤直だった。打っては同点の5回、一死走者なしから初球を力強く振りぬき右翼フェンス直撃の三塁打でチャンスメーク。続く栗原の一ゴロの間に決勝のホームを陥れた。

 守備でもチームを盛り上げた。6回無死一塁から小森が放った右中間への大飛球をフェンスに激突しながら好捕。先発・大関が「勇気をもらった」という守備は1点差勝利に結び付くビックプレーだった。激突で鼻と口を強打し、右翼の柳町から「大丈夫か」と心配されたが「前歯ありますか」と返したといい、試合後には「強い歯に産んでくれた親に感謝です」と笑顔を見せた。

 小久保監督は「今日は直樹の日じゃないですか。与えられた場所でしっかり準備して、今日は彼の活躍で僅差のゲームをものにできたと思いますね」と背番号30をベタ褒めだった。

 ドラフト1位で入団も一度戦力外通告を受け、昨年の5月は育成選手としてファームでプレーしていた。「今(試合に)出れていることに感謝して、あとは全力でやることだけを意識。1打席も無駄にしたらあかんなと」。言葉には熱がこもった。

 この勝利で3連戦は1勝1敗。18日の試合に勝てば5カード連続の勝ち越しとなる。指揮官は「過去のことはいい、とにかく勝ち越して今週終わりたいなと思うので、全力でいきます」と一戦必勝を誓った。