巨人が16日の中日戦(東京ドーム)に4―2で勝利し、連敗を「4」でストップ。吉川尚輝内野手(30)の1号逆転3ランが試合を決めた。
技ありの一打となった。1―2で迎えた8回。代打・中山の二塁打と泉口の四球などから二死一、二塁のチャンスをつくると、吉川が斎藤の投じた初球125キロのスライダーをフルスイング。高めに外れたボールだったがこれをうまく捉えると、打球はぐんぐん伸びて右翼席のフェンスぎりぎりに着弾した。
吉川は「ひとつ今日勝てたんで、明日連勝できるように、今日は今日で、明日勝てるように、いい準備をしてやっていきたいなと思います」と冷静に明かすと、阿部監督も「あれは尚輝しか打てないんじゃないかと思います。『もう1回打て』と言われても打てないんじゃないですか? それくらいうまく打ったと思います」と劇的な一打を絶賛した。
悪い流れはなんとか断ち切れた。チームはこの日までに前カードの広島戦(マツダ)での3連敗を含めて4連敗と重苦しい日々が続いていたこともあり、チーム関係者からは「運頼みでも神頼みでも、できることはやったほうがいいかもしれない。盛り塩でもしたほうがいいのかな」などと〝スピリチュアル〟な提言も出るほどだった。
原前監督の政権時などには一塁側ベンチ内にたびたび登場した盛り塩。ワラにもすがる思いで勝利を望む手段はまさに「奥の手」であることからも、なんとか避けたいところだったが…。ナインの奮起で連敗街道を脱出し、最終手段だけは回避することに成功したようだった。












