巨人・阿部慎之助監督(46)が16日の中日戦(東京ドーム)で8回に逆転3ランを放った吉川尚輝内野手(30)について言及した。チームは4―2と逆転勝ちし、連敗を「4」で止めた。

 劇的な瞬間は1点を追う8回に訪れた。二死一、二塁から打席に立った吉川は4番手・斎藤が初球に投じた高めスライダーを振り抜くと、打球はファウルゾーンへ切れることなく右翼線を縫うように進み、右翼スタンド手前に吸い込まれた。この逆転3ランに球場全体が歓喜に包まれ、Gナインもベンチから身を乗り出し、喜びの感情を爆発させた。

 振り抜いた投球は高めのボール球だったものの、引っ張った打球は劇的な逆転打となった。これに関し阿部監督は「スロー見たらすごいボール(球)を打ってたので」とビックリ。その上で「あれは尚輝しか打てないんじゃないかなと思います。『もう一回打って』って言われても打てないんじゃないですか?」と冗談交じりで語った。

 吉川の〝救いの一打〟で連敗をストップした阿部巨人。「『5割になってみんなで仕切り直しで頑張って行こう』って言ったんで、明日も勝てるように頑張ります」と次戦に向けて意気込んだ。