巨人が15日の広島戦(マツダ)に1―5で逆転負けを喫して4連敗。貯金も底を突き、4位に後退した。
手も足も出なかった。先発の山崎は5回まで無失点投球を続けたが、1点リードの6回に小園に逆転満塁弾を浴びて無念の降板。打線は5回に相手先発・ドミンゲスから得た押し出し四球による1点だけに終わり、61イニング連続で適時打なしという惨状に陥った。
阿部慎之助監督(46)は「まあ、必死にみんなやっているからね。僕のすべて采配ミスですよ」とナインを責めず、試合中盤の得点機をことごとく逃した場面についても「それ言っていたらね。しょうがないんで。スクイズ出せなかった僕の責任です。以上です」と淡々と振り返り足早に球場を後にした。
主砲・岡本が左ヒジの靱帯損傷で7日から長期離脱。チーム最大の緊急事態を受け、指揮官はあの手この手でテコ入れを図ってきた。坂本を緊急昇格させたが、打撃不振と判断するとわずか5日で一軍登録を抹消。4番の代役も吉川やキャベッジ、大城卓とハマるピースを模索しているが、定着させるまでには至っていない。
さらに有望株だった秋広らをトレードで放出してリチャードを獲得する〝大勝負〟にも打って出た。短期間で即断即決の劇的な動きを見せる阿部監督には、チーム内から「慎之助はさっぱりした性格だから物事は何でもテキパキとこなす」と評する声も上がっているのだが…。
実績十分の坂本も昇格、降格させ、球団間をまたぐ2対1のトレードも敢行。事態を打開する選択肢が徐々に狭まりつつあるのも確かだが、この窮地を阿部監督はどう乗り越えるのか――。












