ソフトバンクは26日の楽天戦(楽天モバイル)に3―6で敗れ、再び単独最下位に転落した。打線は9回にようやく反撃するも時すでに遅し。守りでも3失策を記録するなど完敗だった。開幕から好調だった先発・大関が5回途中5失点(自責4)で2敗目。小久保監督は試合後、開口一番「大関には悪いことをした。ミスでやらんでもいい点をやってしまった」と投手陣の足を引っ張る形となった守りの乱れを指摘した上で「点が取れない時は最少失点でやっていくしかない」と野手陣の奮起を促した。
得点力不足を嘆かざるを得ないゲームだった。前日は最少得点での勝利。この日も8回まで0行進と、文字通り「点が取れない時」が続いている。この日は前日に続き周東がスタメンから外れ、今宮も今季2度目の欠場。攻守で穴の大きさを露呈した。
絶対的主力の不振も響いている。不動の4番・山川穂高内野手(33)はこの日も4打数無安打に終わり、復調の兆しが見えなかった。最近10試合は36打数2安打、打率5分6厘。不振を極める大砲に、小久保監督も珍しく「本来の姿にはほど遠い」と表情をくもらせた。
かねて「打っても打たなくても4番なんで、どっしりしていてほしい」とメッセージを送ってきた指揮官。4番に据えた途端に本来の輝きを失う選手は少なくない。山川が不動の4番たるゆえんがあるだけに、小久保監督は「自分の力で復調するしかない」と力強くエールを送った。
チームで開幕から全試合グラウンドに立ち続けているのは山川ただ一人。「練習して取り戻していくしかない。きっかけをつかむために練習と思考をまとめていかないと」(山川)。文字通り、4番のバットに命運が託されている。
周東は昨秋手術した左膝の不安を抱え、23日のオリックス戦で右膝に死球を受けた影響もあって2試合連続の欠場。この日ベンチを温めた内野の要・今宮も良好な状態をキープするため無理はさせられない。右脛骨骨挫傷で戦列を離れている主砲・柳田悠岐外野手(36)も自打球を受けた患部の痛みがなかなか引かなかったこともあり、球団が当初見込んだ5月上旬の競技復帰は難しい状況だ。小久保監督はこの日の報道対応の最後に「何度も言うけど、このメンバーでやっていくしかない」と前を向いた。
チームにとっては辛抱と忍耐が続くが、代役を期待される選手たちにとっては〝運命的な機会〟が与えられていることも事実だ。「今いるメンバーが最強」(小久保監督)を体現し、鷹は難局を乗り切れるか。












