頭部に打球を受けたドジャースのボビー・ミラー投手(25)が22日(日本時間23日)、症状を明かした。地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」の取材に応じ「恐ろしい瞬間だったけど大丈夫。私は大丈夫」と語った。

 ミラーはオープン戦初戦となった20日(同21日)のカブス戦の3回からマウンドに上がったが、2人目の打者となった元ドジャースのマイケル・ブッシュが放った打球速度105・5マイル(約170キロ)に及ぶライナーが側頭部に直撃。その場で倒れ込んだが、その後に自力で立ち上がりマウンドを降りた。

 検査では骨折は確認されず、視界がぼやけることもなく、大事には至らなかったという。現在は脳震とうプロコトルの経過観察を受けている最中で、頭痛と眠気こそあるが「驚いたことに思ったほどひどくはなかった。ちょっと倒れたけど無事に歩くことができた」という右腕は「頭が固くてラッキーだった」とジョークまで飛ばした。

 打球直撃については「いつも私の最大の恐怖の一つだった」というミラーはこれまで、投手の頭部に打球が当たったビデオ映像を見ることができなかったという。「『それ(ビデオ)をどかしてくれ』って感じ。いつもそれを恐れていた。でも実際にそれが起こったら、私はそれを見ることができた。少なくとも100回は見た。恐ろしい瞬間だったけど大丈夫。私は大丈夫」とも語った。

 最速100マイル(約160キロ)を誇るミラーは2020年のドラフト1巡目(全体29位)指名でドジャース入り。メジャーデビューとなった23年に先発で11勝4敗の好成績をマークし、将来のエース候補として注目を集めた。だが、昨季は右肩炎症で出遅れ、2勝4敗と不本意なシーズンを送った。

 復活を期す今季は5人目の先発枠を争っていたが、今回のアクシデントでしばらくは離脱となる見込み。「いくつかのステップを踏む必要がある」というミラーは「今はマウンドに戻ることに不安はない。その時が来たら、どうなるか見てみよう。私が考えているのは健康になってすぐにフィールドに戻ることだけだ。それが本当に望んでいることだから」と前だけを見据えた。