女子ゴルフの国内ツアー「樋口久子 三菱電機レディス」最終日(31日、埼玉・武蔵丘GC=パー72)渋野日向子(22=サントリー)が70で回り、通算9アンダーで並んだぺ・ソンウ(韓国)とのプレーオフを制して今季2勝目を飾った。

 2打差を追う最終18番パー5で2オンに成功し、バーディーを奪取。同じ18番で行われたプレーオフ1ホール目も2オンからイーグルを奪って勝利を決めた。

 今年から着手しているスイング改造について、渋野は「今は100点(満点)で50点とかぐらい。毎回毎回、同じようにスイングできているかと言われると、できていないと思う」と冷静に自己分析しつつ「自分の思ったスイング、打ちたいキャリーができたというショットが1日1回あるとすごくうれしくて。(最終日は)プレーオフの前の18番のティーショットもセカンドもメチャクチャ良くて。プレーオフのティーショット、セカンド、6番のセカンドもすごく良かった」と手応えを口にした。

 12月には来季からの参戦を目指して米ツアー最終予選会に挑む渋野は「(今大会は)コースが非常に難しいので、ここで勝つことはアメリカツアーに向けてすごく自信になる」と収穫を得た様子だった。