女子プロレス「スターダム」の闇の黒虎ことスターライト・キッドが、〝大人の余裕〟を見せつけた。

 団体を問わず若手やキャリアの浅い選手が出場する新イベント「NEW BLOOD 1」(11日、東京・品川インターシティホール)でキッドは琉悪夏と組み、ディアナの梅咲遥、ななみ組と対戦した。

 注目はキッドとWWWD世界タッグ王座を持つ梅咲の1年半ぶりの直接対決だ。開始5分過ぎ、互いにエルボーを連打。そこから梅咲はブレーンバスターやダイビングボディープレス、キッドはスピードを生かした攻撃で丸め込むなど3カウントを狙ったが、なかなか決着がつかない。それでも最後はキッドがななみにムーンサルトプレスを決めて勝利を収めた。

 試合後、マイクを握ったキッドは21歳の梅咲に「若さっていいねえ」と切り出すと「次はお前が今よりも成長したら、この私がシングルマッチやってやるよ。それとも(自身が所属する極悪軍団)『大江戸隊』に入ってみる? やっぱりいらないわ」と語った。

 年齢不詳ながら今年1月に新成人を迎えたキッドの〝子供扱い〟に「ななみに勝って満足してるとも思わないので。絶対にシングルの決着をつけさせてください」と悔しさをにじませた梅咲。「続き」はあるのか注目だ。