新日本プロレス25日の広島大会で、IWGPタッグ王者の「ノックアウト・ブラザーズ(K.O.B)」ことYuto―Ice(29)、OSKAR(27)組が「毘沙門」こと後藤洋央紀(46)、YOSHI―HASHI(43)組の挑戦を退け、6度目の防衛に成功した。

 プロレス大賞で2025年度最優秀タッグチームのK.O.Bと、24年度同賞受賞チームの毘沙門による新旧最強タッグ対決は、互いに一歩も譲らない大激闘となった。K.O.Bは孤立したOSKARが毘沙門得意の合体技攻勢を浴び、消灯まで決められてしまったが、間一髪でIceのカットが間に合い、3カウントは許さない。

 Iceは後藤と激しい打撃戦を繰り広げると、エドモンド本田チョップをキャッチ。背後からOSKARが捕獲し、必殺のK.O.B(合体式ツームストーンパイルドライバー)をさく裂させて大ダメージを負わせた。

後藤洋央紀(左奥)に鬼気迫る表情でK.O.Bを決めるYuto-Ice(右)
後藤洋央紀(左奥)に鬼気迫る表情でK.O.Bを決めるYuto-Ice(右)

 ついに数的優位を築いた王者組は、YOSHI―HASHIの驚異的な粘りを許しながらも、IceがCruella(シングルドロップキック)を決めて勝負に出る。何とか助けに入ろうとした後藤もAMBITION(正拳突き)で鎮圧。最後はK.O.BでYOSHI―HASHIを沈めてみせた。

 試合後のリング上でマイクを握ったIceは毘沙門の強さを認め「もしプロレスハイを感じてくれたのであれば、また胸を貸してくれよ。またやろうぜ」とアピール。さらに観客には「プロレスを見とる時だけは、何も考えなくていいんだよ。生の感情、本当の自分をさらけ出して素直に感じろ。生きとる実感が欲しい時こそプロレスを見ろ。お前らは黙って俺とOSKARに時間とカネを使っておけばいいんだ。この俺がプロレスハイを、OSKARが非現実をテメーらにぶち込んでやっからよ」と呼びかけた。

「K.O.Bほどカネになるヤツらおらんだろ? 俺らが世界で一番クソDOPEなタッグチームだ」と豪語したIceは代名詞の「Let,s Get High! Big Up!」の決めゼリフで大会を締めくくった。昨年8月の凱旋帰国から約8か月で、K.O.Bは誰もが認める最強タッグの称号を手に入れた。