女子プロレス「スターダム」の〝お騒がせ女〟ジュリア(27)率いるユニット「ドンナ・デル・モンド(DDM)」に2人の新戦力が加わった。

 2022年最初の興行となった3日新宿大会の6人タッグ戦で「コズミック・エンジェルズ」(中野たむ&ウナギ・サヤカ&桜井まい)と対戦。ジュリアのパートナーは、昨年から軍団入りを予告していた謎の怪覆面「X」と「XX」だ。

 入場時にマスクを脱ぐと、一人は昨年8月末日をもって東京女子プロレスとの専属契約が終了した初代タイガーマスクの〝秘蔵っ子〟舞海魅星改めMIRAI(22)。そしてもう一人は昨年11月末にアイスリボンを退団したオーストリア出身のテクラ(28)だった。

 テクラは殴りつけるようなエルボーで桜井を吹っ飛ばすと、クモのような奇怪な動きで翻弄する。MIRAIも強烈な串刺しラリアートでウナギを追い込むなど、久々の試合となった2人は水を得た魚のように暴れ回った。最後はダブルアームの体勢から顔面を叩きつける「毒グモ・デス・ドロップ」でテクラが桜井を沈めた。

 テクラが「スターダム、はじめまして!」とあいさつすると、MIRAIは「このリングは世界の中心、最高峰の場所だ。このMIRAIが魂を込めてしっかり魅せていくのでよろしく!」とマイクアピールした。

 これでDDMはジュリア、朱里、舞華、ひめか、なつぽい、MIRAI、テクラの7人となり、リーダーのお騒がせ女は「スターダムで暴れ回って、引っかき回してやるから楽しみにしておけよ」と笑みを浮かべた。

 ワールド&SWA世界の2冠王座を朱里、ゴッデス王座をジュリア、朱里組、アーティスト王座を舞華、ひめか、なつぽい組が保持しており、2022年もDDMがスターダムマットを席巻しそうだ。