女子プロレス「スターダム」30日神戸大会で、ワールド王者の玖麗さやか(25)が次期挑戦者の鈴季すず(23)に屈辱のフォール負けを喫した。

 玖麗は6月20日東京・代々木大会で鈴季とのV2戦を控えている。この日の大会では羽南と組み、鈴季&飯田沙耶とタッグ戦で激突。羽南は代々木大会で飯田とのワンダー王座V2戦を控えており、ダブル前哨戦となった。

 10分過ぎ、鈴季とのマッチアップとなった玖麗はジャーマンを逃れてショートレンジのときめきスピアーを発射。バイオレットスクリュードライバーは逃れられるも、飛び付き式スリーパーホールドで捕獲した。

 しかし時間がたつにつれて鈴季の勢いにのみ込まれてしまう。両軍入り乱れての攻防から投げ捨てジャーマンを浴びて形勢逆転を許す。ぶっこ抜き式を耐えて前方回転エビ固めで切り返すも3カウントは奪えない。最後はテキーラショットに沈められてしまった。

 試合後のリング上では鈴季から「なんかちょっと王者らしいところ見せてくれるんじゃないかと思ったけど、全然ダメだな」とダメだしを受ける。「強さって何か分かるか。私にこういうふうに言われてる時、お前はいつもいつもニコニコしてるけど、その笑顔の裏、私は分かるよ」と問いかけられた。

 玖麗は「強さっていうのはこうやってボコボコにされても、けちょんけちょんに言われても、絶対に屈しない、折れない、諦めないこの心こそが強さだと私は思います! ここまで来るまでに、いっぱいいっぱい今言われた以上のことを言われてきた。だからそんなの何にも痛くない」と猛反論。しかし鈴季からは「プロレスラーなんだから強さなんて当たり前なんだよ。ふざけたこと抜かしてんじゃねえ。いつまで新人気取りしてんだコノヤロー!」と一喝されるという何とも屈辱的なメインイベントとなってしまった。

 バックステージで「言われれば言われるほど、ボコボコにされればされるほど自分が強くなれる感じがするんです。私はこの自分の道に信念を持って、みんなに夢を見せ続けられる、そういう強さをこのベルトと一緒に見せていきたいです」と誓った王者。代々木決戦でこの日の悔しさを晴らすことができるのか――。