武藤敬司(57)が19日に配信された「ノアTVマッチ」で、“IQレスラー”桜庭和志(50)と初対決した。6人タッグ戦では寝技の攻防で腕の取り合いをたっぷり見せ、終盤には武藤がミドルキックをキャッチしてドラゴンスクリュー。負けじと桜庭も足4の字固めを巧みに切り返してアームロックに捕獲するなど、ハイレベルな攻防を展開した。

 最後は武藤が、関根“シュレック”秀樹(46)を閃光魔術弾で仕留めて「フリーになって最初の試合だから必死で頑張りましたよ」と満足げな笑み。熱望した桜庭との対戦が実現したことについては「無観客っていうのは、桜庭が忘れさせてくれたっていうか。技術と体を使って面白い会話ができましたよ。画面の向こうのお客を燃えさせる試合をもっと一緒にしたい」と語った。

 一方の桜庭も「まだまだやりたいです。『テメー、コノヤロー』っていうのじゃなくて純粋に。(リングで)会話ができた感覚がありました」。天才とIQレスラーの戦いは続きがありそうだ。