女子プロレス「センダイガールズプロレスリング(仙女)」7日の新宿フェイス大会でワールド王者・橋本千紘(33)が、水波綾(38)の挑戦を退け、最多連続防衛記録タイとなるV5に成功した。

 両者の意地と意地のぶつかり合いは会場の熱狂を生んだ。橋本は水波のチョップの連打にたまらずにエスケープ。場外ではエプロンへのF5、ギロチンドロップで追撃された。負けじとリングではボディースラム、サンセットフリップを連続で決め譲らない。

水波綾(右)のハッピーチョップタイムのエジキとなった橋本千紘
水波綾(右)のハッピーチョップタイムのエジキとなった橋本千紘

 水波から裏投げでぶっ飛ばされれば、橋本も投げっぱなしジャーマンで対抗。スピアーからのギロチンドロップを食らいペースを握られた。それでも15分過ぎ、タックルからバックをとってジャーマンで投げ飛ばす。パワーボムで攻勢に出るとオブライトを狙った。

 これは水波に脱出されるもラリアートを一閃。なおも粘る水波をとらえ、改めてオブライトでアーチを描き、激闘に終止符を打った。

 試合後、マイクを握った橋本は「こんなこと言われたら嫌かもしれないけど、これからも水波さんの強くて大きい背中追いかけていいですか。プロレスラーとしてじゃなく、そんなの超えて人間としても素晴らしい水波さんの姿は、本当に仙女の鑑だと思います。戻ってきてくれて、すぐに私とタイトルマッチしてくれて本当にありがとうございました」と頭を下げ「もう次は絶対チョップ逃げませんから!」と涙ながらに宣言した。

 今回の防衛で、橋本自身の持つワールド王座の最多連続防衛記録に並んだ。記録更新がかかる次期挑戦者には、VENYが名乗りを上げた。橋本にとっては2022年12月の大阪大会で、当時保持していたベルトを奪われた宿敵だ。

 VENYからは「某Sさんとか某Iさんとかそういう人たちに夢中になりすぎて、お前の一番の好敵手、VENYのことわすれてんじゃない?」と問われる。橋本は「某S選手…、Sareeeと朱里、I選手…彩羽匠とか?」と推測した上で「SにもIにもVにも負けません!」と挑戦を受諾。7月12日仙台大会でのV6戦が決定的となった。