1日のDDT横浜武道館大会で〝バカサバイバー〟青木真也(38)がリングに復帰した。

 3月26日の格闘技イベント「ONE X」(シンガポール)で秋山成勲に敗れ、引退を示唆。去就が注目される中、稲門の先輩でもあるケンドー・カシンの助言を受けて現役続行を決断し、この日の第1試合で〝再起戦〟となった。

 小嶋斗偉との対戦では開始早々、ドロップキック、レッグラリアートと攻め込まれ、苦しい展開に。何とか流れを取り戻そうと飛びつき腕十字を狙ったが逃げられ、自ら伝授した三角絞めから胴締めスリーパーにつなげられた。しかしその瞬間、青木は相手の足首を自らの脚で固めてアンクルロックを決め、ギブアップ勝ちを収めた。

 復帰戦でいかにも〝寝業師〟らしい勝ちを手にした青木は、22日には格闘技イベント「ONE157」(シンガポール)でケイド・ルオトロ(米国)とのグラップリング戦も控える。試合後は「プロレスはストリップじゃねんだ」とノア・拳王の言葉を引用しつつ「敵はスターダムだ。俺たちでDDTを一番の団体にしていこう」と小嶋に声をかけて結束を強めた。