天龍プロジェクト19日の新木場大会でインターナショナルジュニアヘビー級(IJ)王者の矢野啓太(38)が、本田アユム(37)を下し、初防衛に成功した。

 矢野は2月の新木場大会で、岩本煌史を破って王座初戴冠。この日のV1戦でも矢野らしい巧みなテクニックを見せつけた。

 多彩なサブミッションで本田を苦しめ、ペースを握り続けた矢野だが、20分過ぎに一瞬の隙を突かれ、飛びつきの腕十字を狙われる。これは腕を固く結びブロックするが、脇固めに移行されて悶絶した。

 しかし、なんとか脱出すると本田の右腕をハンマーロックで捕獲。そのまま強引に左腕をマットにつけて3カウントを奪取。激闘に終止符を打った。

 20分超えの激闘に試合後、天龍源一郎からは「まだ勝負つかないのかと思ったけど、面白かったよ」と肩を叩かれた。バックステージで矢野は「相変わらずテロはやまない。スパイもはびこっている。当たり前のように生活できていることに感謝。レスリングは俺にとって選択肢じゃなくて、運命なんでね。今日、初防衛に成功しましたけど、みんなを食わせていく覚悟で面白い試合、レスリングをしていきます。以上、ノーコメント」と矢野節をさく裂させた。