鈴木軍のボス・鈴木みのる(53)が東京女子プロレスの伊藤麻希(26)率いる「伊藤リスペクト軍団」と士気を高め合った。

 みのるは26日の東京・代々木第二体育館大会で伊藤、クリス・ブルックスとのトリオで、イラプションの坂口征夫、樋口和貞、赤井沙希組と対戦する。
 
 今月某日、伊藤はメンバーのクリスに招集をかけ、みのるがオーナーを務める「パイルドライバー」(東京・原宿)を訪問。「お久しぶりの伊藤リスペクト軍団の活動になりますね。鈴木みのるが伊藤リスペクト軍団の新メンバーになるということで、入団式を行います!」と意気揚々と話した。

 みのるとは約3年前に英国で対戦しているクリスは「(みのるは)超怖いよ!」とたしなめるも、伊藤は「ノープロブレム」と言って中に入っていった。店内にいたみのるの姿を見つけると「12月26日、代々木で私たちが組むことになってるんで友だちになろうと思って来ました」。みのるは「とりあえず1万円以上買えば友だちになれる」と返してきた。

 さらには「組むのはいいけど、オマエ、プロレスできんの?」と突っ込んできたが、伊藤は「できるんですよ。5年やってるんで」と返答。みのるは「よちよち歩きにもなってないくらいだろ」と話すも、異色トリオとして坂口、樋口、赤井組と試合をすることに問題はない。「征夫自体は中学生くらいの頃から知ってる。だからぶっ飛ばす。あとは背の高い女(赤井)と、デカいお相撲さん(樋口)でしょ? その2人は任せるから」と答えた。

 これを受け、伊藤は「私は背の高い女をぶっ潰す!」と赤井潰しを宣言。一方でクリスは「私がアカイ、ユーがヒグチ」と要望され、伊藤は「わかった。アイアンヘッド対決ね」と樋口狩りに切り替えた。

 士気が上がってきたところで、伊藤は「私たち、いい友だちになってきたと思うんで、伊藤リスペクト軍団で頑張るぞ!」と決起したが、みのるは「俺は入らない。俺は鈴木軍だから」と軍団入りはあっさり拒否した。

 とはいえ、異色トリオで、打倒イラプションに臨むことで意思統一はできたようだ。みのるの要求通り、伊藤はパーカーを、クリスはTシャツを選び「1万円以上の買い物」の条件をクリア(支払いはクリス)し、みのると「友だち」になることにも成功。首尾よく勝利を手にすれば、「リスペクト軍団入り」という新たな展開も生まれるかもしれない。