全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・諏訪魔(45)が、元プロレスラーの佐々木健介(56)に悪の矛先を向けた。
シングル最強を決める「王道トーナメント」(7日、後楽園で開幕)はボイコットに成功し、代わりに極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ(VM)」総帥TARUがエントリー。1回戦(7日)で宮原健斗と対戦する。
しかも、TARUは「俺様に負けたら、正々堂々とVMに戻って来い」と呼びかけ、先日の会見では握手に応じた宮原を警棒で痛めつけるなど揺さぶりをかけている。
この様子を動画で見たという諏訪魔は「TARUのオジキの極悪さと芯の強さを感じた。1回戦で宮原の出方によっては、VM総出でアイツを公開処刑してやるからな」と笑みを浮かべる。
宮原はダイヤモンドリング(健介オフィス)に所属した2013年2月にVMに加入。約8か月間だけ在籍した事実がある。同団体退団後にVMからも脱退し、その後は全日本のエースにまで成長した。
だが、諏訪魔は「『最高、最高』言っているキャラクターが邪魔していて葛藤しているんだよ。アイツは悪だよ。信用できる? 付き合ったら、この人浮気してるんじゃないかなって思うだろ?」と指摘する。
もちろん、宮原にVM入りを拒否された場合も想定しており、「そうしたら、佐々木健介のところに乗り込んでやるよ! 育ての親なんだから責任取れよ。健介ファミリー、待ってろよ!」と予告。宮原の師匠・健介にとってはとばっちりもいいところだが、〝極悪専務〟の横暴ぶりはとどまるところを知らない。