東京女子プロレスで活躍するアイドルグループ「SKE48」の荒井優希(23)が、2022年の目標として「台風の目」になることを掲げた。

 21年は大きな飛躍を遂げた年となった。5月の本格デビューからわずか7か月で、「2021年度プロレス大賞」新人賞を受賞。「プロレス参戦を決めたのが最近のことに感じるくらい、毎日があっという間で、いろいろなことを経験させていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。プロレスの楽しさを知れて幸せな1年でした」と振り返る。

 特に新人賞に輝いたことは周囲の反響も大きく、22年に向けて大きな発奮材料になったという。「SKEメンバーにも東京女子プロレスの先輩方にも、たくさんお祝いしていただきました。本当にありがたいです。最近、親も受賞を知ったみたいで喜んでくれました。もっと頑張りたいなと思います」

 新年最初の試合は「イッテンヨン」こと1月4日の東京・後楽園ホール大会で、実力者の坂崎ユカと対戦する。辰巳リカ、山下実優、そして坂崎という新旧プリンセス・オブ・プリンセス王者との過酷なシングルマッチが続くが、荒井は「22年もたくさん参戦させていただくので、この試合から勢いと成長を見せていきたいです!」と表情を引き締めた。

 また、タイトル取りについは「私自身先輩たちとの差をものすごく感じているので、すぐには難しいと思います」としながらも「でも、先輩に負けるのが当たり前と思うのではなくて、台風の目になるのが目標です!」ときっぱり。女子プロ界をかき回す存在になる。