立浪竜が動いた。中日・石岡諒太内野手(30)とオリックス・後藤駿太外野手(29)の1対1の交換トレードが成立したことが8日、両球団から発表された。立浪和義監督(52)は後藤について「印象は肩が強くて脚力がある。(2010年に)ドラフト1位で入った選手で、環境が変わって何かいいものを引き出してあげたい」と期待を寄せた。

 プロ12年目の後藤は通算904試合で打率2割2分、15本塁打、140打点。2013~17年は年間100試合以上出場するなど、外野手として豊富な経験を持つ。しかし、近年は控えでの出場を余儀なくされ、今季は開幕スタメン入りも26試合に出場して打率1割8分4厘、0本塁打、2打点と低迷。5月30日に一軍登録を抹消されていた。

 両リーグを通じて今季初めてトレードが成立したが、中日関係者は「まだまだこれは序章にすぎない。これからどんどん血の入れ替えが行われることになる。今のウチの補強ポイントは外野手ではなく、二遊間。特にショートの獲得に立浪監督は動こうとしている」と指摘する。

 さらに今回のトレードの狙いは竜ナインの引き締めの意味もあるという。球団OBは「今いる選手たちは、立浪監督は本気でトレードしようとしていると刺激になっていることは間違いない」ときっぱりだ。

 前日まで32イニング連続適時打なしと貧打にあえいでいた中日打線だが、8日の広島戦(バンテリン)では相手エースの大瀬良を3回KOと攻略するなど、17安打9得点と爆発。試合前にトレード成立のニュースがチーム内にも広まっていただけに、前出のOBは「打線が奮起したのはその影響もあったのでは」という。今後も立浪監督による大胆な血の入れ替えから目が離せない。